中山よしかつ / 中小企業支援センター 公式サイト

活動報告

2004/6/11 経済産業委員会

中山質疑全文

 法案名:
 

経済産業の基本施策に関する件(最近の石油事情)

 

●中山(義)委員
 今の質問に非常に関連するんですが、カフジとアザデガンと比べてみて、もともとカフジの方が実績があったわけですね。それで、アザデガンに目が向いていって、結果的にカフジの方が失効してしまった、こういうことなんですが、私たちの考えている石油戦略というのは、さっきのロシアも含めて、もっと大きいものがあると思うんですね。
 全体像が、大体この国の考えているものが見えてこないということが一番やはり大きな問題だと思うんですね。しかも、天然ガスと原子力と石油という、ベストミックスといいますか、どういうエネルギーを全体に振り分けて使っていくのか。やはり一つの、石油なら石油に六〇%、七〇%依存するということは危険なわけですね。ですから、原子力はこのくらい、天然ガスはこのくらい、石油はこのくらい、石炭はこのくらいと決めたら、その上で、カフジは絶対失効しちゃいけなかったとか、またはアザデガンは何があっても絶対開発するんだとか、いや、これは必要ないとかという、やはり全体の戦略から出てくるものだと思うんですね。その戦略が全く見えないし、その辺から、私たちはもうちょっと、エネルギーの問題、ベストミックスを含めて、今のロシアとそれから中東、この辺の問題は、そろそろ戦略としてはっきり国がしていかなきゃいけないと思うんです。
 その前に、武石先生、もともとアラ石にいらっしゃったそうでございますが、アラ石の実績とアザデガンを見て、何か日本のやり方がちょっと戦略がないというふうに見れませんか。そこからひとつお答えいただければ。

●武石参考人
 大変高い勉強代を常に今まで払ってきたということは明らかでして、ですから、これだけ勉強代を払ったんだから、これからはうまく一生懸命やりたい、戦略を持とうということで、国としてエネルギー戦略ということを今考えられていると思うんですけれども。ですから、そうした中でベストミックスというものがおのずと出てくるんですけれども、それもやはり経済性にベースを置いているわけですね。さらに環境ファクターが加わっていますから、そこを超えられるかどうか。つまり、石炭、石油、ガスとありまして、CO2の排出の比率でいえば五対四対三なわけですけれども、では、例えばそこを一つでも超えられる技術が出てくれば、これは逆転する可能性だってあるわけですね。
 ですから、そのように、やはりエネルギーのベストミックスというものも、固定的なものではなくてこれは柔軟に考えていかなければいけない、燃料電池がどこでブレークスルーするか、こうしたことも踏まえて。ですから、戦略というものは常に見直ししながら、非常に重要な問題なわけですから、国として取り組んでいただきたいというふうに思うわけです。
 例えば、ロシアでパイプラインが東向きに出てくれば、これは要するに、ロシアを挟んでヨーロッパと日本が東と西で同じポジションに立つ。つまり、EUと日本がロシアを挟んで例えばエネルギーの問題を一緒に話せるというふうなことが出てくるわけですから、これだけでも非常に大きなことでして、つまり、自分の手持ちのプロジェクトを幾つも抱えてそれの経済性をとことん追求しているということは、一緒にお互いの利害が一致して話をできる人がふえてくるということで、その効果は絶大なわけでして、ですから、やはり柔軟に、そして計画を持って戦略に取り組んでいただければというふうに思います。
 以上です。


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